協会と一言で言っても、実に様々な協会があります。
次のような事業形態が多くの協会で見られます。
講座やセミナーなどのスクール事業
検定ビジネス
資格付与ビジネス
認定校や認定講師制度
コミュニティとしての協会
会社でなく、「協会」といった組織体でこういった事業を行うことが効果的であり、運営もしやすいといった理由からですが、ここで重要になるのが、「規約」です。
協会をすでに立ち上げておられる方々から、この規約についてのご相談をいただきます。
規約をおろそかにするとトラブルやクレームが起きやすい
協会運営者が、規約や規則などの決まりごとの必要性を一番感じるときは、 トラブルになったとき、クレームや苦情があったときです。
規約などをそもそも用意していなかった場合や、どこかの雛形やインターネットで見つけた似たような協会の規約を使いまわした結果、トラブルになり、痛い思いをした方は、そのとき初めて規約の重要性に気づきます。
ご相談に乗らせていただいた方のなかにも「会員との間で一度トラブルを経験したので、ちゃんとした規約が必要だと感じた」という方が多くいらっしゃいます。
協会それぞれ規約は異なる 「協会」といった事業形態において、利用規約や受講規約、会員規約などの決まりごとはたいへん重要です。
ただ、重要だと分かっているものの、実際はインターネットで似たような協会の規約を真似て使っている。。。といった方も多いと思います。
しかし、その情報が誤った情報である場合や、法的にむしろ自身の協会にとって不利益になってしまう条項である場合ももちろんあります。
また、マネた協会と自身の協会が全く同じ事業であることもないでしょうし、心配なことや回避したいことなども協会それぞれ異なりますので、規約もそれぞれの協会にあわせて用意することが重要になります。
規約は協会のクオリティを左右する
しっかりした協会の規約を用意することは、リスク回避の面からも大きな役割を果たします。
後々、会員と協会との間で、お互いに「こんなはずじゃなかった」とならないように事前に確認し合うことにより、トラブルを回避できます。
ですが、それだけではありません。
たとえば、何か自分がサービスを受けようとしたとき、 「ここにサインお願いします」と店員さんに言われ、見せられた書面が、誤字だらけの文言だったり、言い回しがいかにも素人感満載の書面だったとしたら、 「ここのお店。。大丈夫かな?」「ここの提供するサービスって。。大丈夫かな?」と、サービス提供者自体に不安を感じると思います。
逆に、しっかりした印象を受けるサービス提供者の場合は、安心してサービスを受けられるものです。
「規約の質は協会の質。ひいては、サービス自体の質」ということを協会運営者はしっかりと認識し、サービス内容とともに「規約」は定期的に見直し、しっかりと整備しておかなければいけません。
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