好きなことでビジネスを行う「協会」

「自分の好きなことでビジネスを広げたい」

「新しいビジネスを立ち上げたい」


こんな方には、『協会設立』という選択肢があります。


しかし、思いつきで何の準備もなく協会を立ち上げてしまうと、「こんなはずではなかった…」と後悔することになっても、後の祭りです。


ここでは、自分の好きなことでビジネスを行うことができる『協会』の設立を失敗しないために、どういったことに気をつけなければいけないかを紹介していきます。



1.非営利or営利 どちらにするか考えます。


協会は誰でも作れます。


任意団体でも構いませんが、法人扱いとなる手続きを行うと、株式会社でも一般社団法人でもNPO法人としてでも協会は設立できます。


よく目にする一般社団法人としての協会は、二人以上いれば、すぐにでもできます。ただし、営利事業を行うとなると、納税義務が発生するので覚えておかなければなりません。



2.人材の確保について 2人以上集まれば、一般社団法人●●協会と名乗って、設立することが可能ですが、「より規模の大きい協会にしたい」「広い範囲で活動したい」と考える場合、人材の確保が重要になります。


共通の思想や同じ様な理念を持つ人材を確保することができれば、より大きな活動が可能になり、協会運営は加速します。


SNSやHPで自分たちの協会の情報を発信、拡散し、そういった人材を掴みとることができるかどうかが、重要な鍵となります。



3.2で考えた「欲しい人材」がどのくらい集まりそうか?


どういったことに特化した協会だったらそれらの人々は集まるのか? など、自分たちの協会が他の団体と比べて、どこに優位性があり、魅力的なのかを深ぼりして考えます。


あまりニッチすぎるテーマであると人はなかなか集まりませんし、その範囲を広げすぎると、どこにでもある団体になってしまい魅力的でなくなります。


立ち上げメンバーでしっかり考えぬき、他のどこの団体にも無い独自の協会のテーマを考えることが成功への近道といえます。



4.規則や規約などの法整備をしっかりやる


協会も企業などと同様に、一つの組織ですので、規律や基準が必要になります。


規律や規則、基準がしっかりと整備されていないまま協会運営をスタートしてしまうと、必ずと言っていいほど、運営が滞ってしまいます。また、そういった組織には誰も参画してくれず、人が集まりません。


たとえ法人格をもたない協会であっても、「協会規約」「会員規約」「約款」「〇〇講座受講規約」などの規約や規程がしっかりしたものであればあるほど、協会自体もしっかりした印象を受け、協会の価値が上がります。


逆に、これらが整備されておらず、あったとしても使い方を誤っていたり誤字が多い規約や規程だったとしたら、「この団体は大丈夫かな?」と第三者から見ても心配になります。


このことから、法人格をもつ、もたないの別はあっても、協会を設立する際は必ず規約や規程の整備が必要であるといえます。

協会の作り方.com

協会を作るために必要なことは? 会社と協会の違いは? 協会を立ち上げるメリット・デメリットは? 協会設立の専門家がどこよりも分かりやすく協会の作り方をお伝えいたします。